BBCが報じました。株価は大荒れ。
12時46分、1200円以上下げています。
今日の朝から腹が立っていた事。
「なぜこの選挙を速報をする番組が無いのか」
マスゴミの話はどうでもいいとして、ここから円高が加速する。
ほとんどの人が安堵していたのでは無いだろうか。「残留する」と決めつけて。
事前の世論調査とか、ブックメーカーのオッズとか、、アホみたいな報道を繰り返してたメディアも悪い。
選択肢が多いなら、世論調査も意味を持つが。AorBの選挙に、6割以上どちらかに傾いてないと世論調査なんて、信用する値にならない。
私も、都構想で知った事だが。
重要なのは10日くらい前の段階で10%くらい、どちらとも決めていない人がいた事。迷う人は、「現状維持」と「現状変更」のどちらの人に多いだろうか。
答えは簡単で、先を想像できない「現状変更」に多い。
それはまあ、それはいいとして、気になる今後。
対ユーロ、対ポンドが下がる。安全な資産とされる円が買われる。だけではない。
ユーロ対ドル、ポンド対ドルでもこの現象が起きる。そうすると、海外投資家も安全な通貨とされる円を買う。
そして、深夜からのアメリカの株価がどうなるか。
来週の日本の株価は。。。と、連動していく。
安倍総理のリーマンショック級のという話には、消費税の延期のためにそんな事までと、、思っていたが。。
理由は違えど同じレベルの混乱は起きるかもしれない。
日本は、とりあえず注視しながら通貨スワップで、為替を安定させていくしか無いだろう。
イギリスの国民投票では、残留派と2分しているのも事実。
これからの2年で、EUとイギリスがどんな関係になるのか。ドイツは変わらないだろうが、フランスでは、同様の事が起きるのか。
また、中国、ロシアの動きも気になるところ。
一番大きい事は、EUの終わりの始まりかもしれないという事。
同様の事は、他のEU加盟国でも起きうる話。
今回の件が引き金で、今は「EUと共に」といってる加盟国でも、これまでの移民・難民に対する不満や。
政策決定さえできず、苦渋を飲んできた比較的弱い国では、離脱の流れが起きるかもしれない。
欧州議会は、移民、難民、経済、通貨、すべての政策面で、いつまでも強気ではいられないだろう。
実際、加盟国の国民が難民対策に不満を持っているのは事実。
これは、理想と現実だ。
難民を受け入れて、人種を問わないEUは素晴らしい理想だと思うが、現実は職を失う人や、給与が下がる人が増えている。
だが、公共事業は増やさない。G7サミットで、肝心要のドイツは財政出動にNO。
これでは、不満が溜まらない方がおかしい。
アメリカは、投票前に強気なことをイギリスに投げかけていたが、イギリスを放ってはおけない。
EUも、アメリカとイギリスとの3角関係になるため、強気な対応をどこまでとれるかわからない。
その上で、イギリスの経済が安定した場合、EU加盟国には離脱派が増える可能性もある。
少なくともこれから2年、交渉の余地があり、表向きは強気を維持しつつ、イギリス残留に向けた条件をEUは考えていかなければならない。
イギリス、EU、双方どこまで強気でいられるか。
今回の件がトランプ旋風の追い風になる可能性もある。次期アメリカの大統領次第でさらに混沌とした状況になる可能性もある。
さらには、EUに残りたいスコットランドや北アイルランドのUKからの独立もありえる。スコットランドには、UKの原子力潜水艦の港がある。
そもそも、テロと難民の根本の、中東問題も、ISISの問題も、残ったままという。
なかなか、カオスな状況。
いつからこんな事に・・・と、探り始めると、三枚舌外交まで戻らないとダメなのだが。。三枚舌外交から100年。
今回のEUの問題は、遅かれ早かれどこかの加盟国で起きただろう。
やはり「根本」の解決が不可欠では無いだろうか。
揺れた天秤がどのようにバランスを取るのか。
まだ、始まったばかり。